職業体験施設『スチューデントシティ』が『キッザニア』を超える充実ぶりだと評判です。
ブースも各企業の協力を得て、本物さながらの施設が整っており、品川区立小学校、義務教育学校の5年生が学校の授業の一環として無料で体験学習を行うものです。
スチューデントシティについてご紹介しましょう。
■スチューデントシティとは?

ここまで本格的な職業体験ができる公立学校の施設は他にはありません。
他の地域でも、進路指導の一環として、地域の商業施設や事業所で職業体験をおこなう活動をしていますが、まるでテーマパーク『キッザニア』のように本物そっくりな施設が公立学校施設の中にあるのは、品川区だけです。
しかも、経済学習を推進する非営利団体『ジュニアアチーブメント日本』と品川区教育委員会が共同でおこなう教育事業として位置づけられている活動なのです。
子どもたちは、事業計画をたて、銀行から融資を受けて事業を行います。
もちろん、契約書の締結、請求書の発行、売上の回収と言った営業活動から、オフィスでの事務会計処理までこなします。
こうした本物の経済活動を疑似体験するために、8時間の事前学習を行い、体験当日6時間、事後学習を1時間で学習のまとめを行います。
品川学園には、区立学校の5年生が交代で訪れて『スチューデントシティ』を体験しているのです。
■どんな仕事が体験できるの?

citibank、FedEx、セブンイレブン、クオール薬局、ゼビオ、富士ゼロックス、SECOM、SAPジャパンのほか、品川区役所のブースもあります。
各企業からの協力を得て、街で展開している看板やロゴ、制服もそのままに実際の経済活動が体験できます。
・区役所で住民登録し、働いて報酬を得たら、納税する
・モノの値段が企業と消費者の間でサービスの対価として決められている
・社会の人々がそれぞれの役割を担って世の中が動いている
こうしたことが机上の学習にとどまらず、本物そっくりの施設の中で体験できるのです。
この学習が中学2年生で行われる『ファイナンスパーク』につながり、世の中の仕組みを理解することや、どう暮らしていくかといった人生設計を描くヒントとなります。
■体験した子どもたちの反応は?

「自分のお小遣いが家計にとって支出になっていると気づき、お金の価値について考えるきっかけになった」ですとか、「会社が担当ごとに、仕事に責任を持って分担し、協力して事業を行っていることがわかった」という感想が寄せられています。
20年後、今ある職業の半分がなくなると言われる時代ですから、時代の変化に対応して、社会にどう貢献するのか考える力となるのではないでしょうか。
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