
皆さんこんにちは。
リブリッチ大井町店の鶴田です。
今回は私がおすすめする映画、「グレイテスト・ショーマン」をご紹介いたします。
魂を揺さぶる「音楽」の力:劇中歌がもたらす魔法
この映画を語る上で、音楽を外すことはできません。音楽を手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』でオスカーを受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビです。
冒頭の「The Greatest Show」の足踏みのリズムで一気に観客の心を掴み、ヒロインの切ない想いを乗せた「Never Enough」で涙を誘います。しかし、何といっても本作の象徴は、キアラ・セトルが力強く歌い上げる「This Is Me」でしょう。
「これが私。ありのままの私を見て」
コンプレックスを抱え、日陰で生きてきた人々が、胸を張ってスポットライトの中へ踏み出していく。その決意を歌ったこの曲は、現代を生きるすべての人への応援歌として、ゴールデングローブ賞を受賞するなど社会現象を巻き起こしました。
圧巻のパフォーマンス:ヒュー・ジャックマンの「本気」
主人公P.T.バーナムを演じるのは、ハリウッドの至宝ヒュー・ジャックマンです。彼はこの作品の構想に7年もの歳月を費やし、情熱を注ぎ込みました。
特筆すべきは、彼のダンスと歌唱の圧倒的な華やかさです。バーナムという人物は、実在した興行師であり、同時に「稀代の詐欺師」とも称される毀誉褒貶の激しい人物。しかし、ヒューが演じることで、彼の持つ「人々に夢を見せたい」という純粋な渇望が際立ち、憎めない魅力的なキャラクターへと昇華されています。
また、ザック・エフロンとゼンデイヤによる空中ブランコを使ったラブシーン「Rewrite The Stars」の美しさは、ミュージカル映画史に残る名シーンです。スタントを最小限に抑え、俳優たちが自ら身体を張って表現した躍動感は、CGでは決して出せない「熱量」を放っています。
「居場所」を求める物語:ダイバーシティの先駆け
本作のテーマは、非常に現代的です。19世紀の物語でありながら、そこで描かれているのは「多様性(ダイバーシティ)」と「自己肯定」です。
バーナムが率いるサーカス(ショー)のメンバーたちは、世間から「奇妙だ」と指をさされ、家族からも隠されるように生きてきた人々でした。そんな彼らにバーナムが与えたのは、単なる仕事ではなく「居場所」と「誇り」です。
物語の後半、成功に目がくらみ、最も大切にすべき仲間や家族を見失いかけるバーナム。しかし、挫折を経て彼が辿り着く「本当に大切なものは何か」という答えは、効率や名声を追い求めがちな現代の私たちに、大切なことを問いかけてくれます。
まとめ
『グレイテスト・ショーマン』は、まさに「映画館で体験すべき芸術品」です。
- 現代的なビートとクラシックな美しさが融合した音楽
- ヒュー・ジャックマンをはじめとするキャスト陣の超絶技巧
- 「自分らしく生きる」ことを肯定してくれる力強いメッセージ
もしあなたが今、何かに迷っていたり、自信を失いかけていたりするのなら、ぜひこの映画の幕を上げてみてください。ラストシーンが映し出される頃には、きっとあなたも「This Is Me」と口ずさみたくなるはずです。
最高のエンターテインメントが、あなたの日常に魔法をかけてくれることでしょう。