大井町エリアの賃貸物件情報は、リブリッチ大井町店にお任せ下さい!

BLOG

【品川区地域情報】青物横丁の歴史

みなさんこんにちは。リブリッチ大井町店の石井です。

本日は「青物横丁」についてご紹介いたします。


京急線の「青物横丁駅」周辺は、今も下町の面影を色濃く残す品川の名所です。再開発が進む大井町や品川シーサイドの近くにありながら、どこか懐かしい空気をまとったこの街には、江戸時代から続く商いと人情の歴史が息づいています。今回は、青物横丁というユニークな名前の由来と、その歩みをひもといてみましょう。

歴史


「青物横丁」という地名は、江戸時代にこの地で青物、つまり野菜や果物を扱う市場があったことに由来します。旧東海道が通っていたこのあたりは、江戸と関西を結ぶ重要な宿場町・品川宿の一部として栄えました。旅人や商人が往来する街道沿いでは、新鮮な青物や魚、日用品などを売る店が軒を連ね、「青物市場」として知られるようになります。やがてその通りが「青物横丁」と呼ばれるようになり、今日まで地名として残ったのです。

江戸時代の青物横丁は、単なる商業地ではなく、文化と人の交わる場所でもありました。品川宿の賑わいに加え、近くには寺社も多く、参拝客や行商人で常に活気があったといいます。特に青物商人たちは、朝早くから野菜を並べ、値段交渉や世間話に花を咲かせるなど、庶民の生活の中心にいました。このような商人たちの粘り強さと商魂が、現在の青物横丁の下町的な温かさにつながっています。

明治以降、鉄道が開通し、東海道の交通の主役が馬車や鉄道に移ると、青物横丁の風景も徐々に変わっていきます。それでも、地元商店は日用品や食料を提供し続け、地域の暮らしを支えてきました。戦後にはバラック商店街が立ち並び、昭和の香りを残す商店街として再び賑わいを取り戻します。

現在


現代の青物横丁は、古き良き商店街と新しい暮らしが共存する街として人気があります。駅周辺には老舗の和菓子屋や定食屋、手作り惣菜の店などが並び、長年地元に愛されてきた味を守り続けています。一方で、若い世代の新店舗も増え、レトロとモダンが交錯する独特の街並みを形づくっています。

青物横丁の魅力は、単なる「昔ながら」ではなく、時代の流れに合わせて変化しながらも、人とのつながりを大切にしてきたことです。江戸の青物市場から始まったこの街は、今もなお「人と商いの交差点」として生き続けています。駅を降り、細い路地を歩けば、どこか懐かしい声と香りに包まれ、江戸の名残を感じることができるでしょう。


大井町de部屋探しリブリッチ大井町店

大森de部屋探しリブリッチLuz大森店

錦糸町de部屋探しリブリッチ錦糸町店

目黒周辺の不動産を探すならいい部屋ネット目黒駅前店

横浜・桜木町の不動産を探すならいい部屋ネット桜木町店

LINE

LINEする

来店予約

来店予約する